KP法とは、「紙芝居プレゼンテーション法」のことです。紙に字をかいたものをあらかじめ用意し、紙芝居のように順番に見せながら説明をしていくというプレゼンテーション法の一種です。
僕は1年ほど前から中学理科の授業でこの方法を実践しています。正直、なかなかのkp法熟練者だと思っています。
そんな僕がkp法のメリットとデメリットについて教えます!
もくじ
kp法のメリット
書く時間の大幅な時間短縮
あらかしめ紙に字を書いたものを用意しておいて、それを貼っていくだけなので、説明しながら書くという手間が大幅に削減できます。
話す人も聞く人も話に集中できので、非常に良いです。
見やすくて、分かりやすい
要点だけを紙に書くので、出来上がりの黒板の見た目が非常に見やすく、分かりやすいです。
紙と紙を矢印で繋げたり、丸で囲んだりして、黒板1枚で要点をまとめたノートのような役割を果たせます。写真に残しておけばノートいらずですね。
視線が集まる
紙を前で見せるという行為は、黒板に字を書くよりも断然視線が集まります。
人間の本能的なことだと思いますが、何か物を前でバンっと出されたらつい見ちゃいますよね。大喜利のフリップに書かれた文字に注目しちゃいますよね。そんな感じです。
楽しい
ただの主観ですみません。笑
でも結局これが一番大事ですよね。この方法にしてから授業するのがさらに楽しくなりました。書く時間を削減できてトーク部分をより充実させられるし、より見やすくするために準備を工夫するのも結構楽しいです。
kp法のデメリット
準備に手間がかかる
紙に書くだけと言ってしまえばそうなんですが、意外と手間がかかります。慣れればスラスラ書けるんですが、最初の方は下書きとかまでわざわざしていたので、めっちゃ時間かかってました。笑
まあ、手間をかけてでもやる価値はあると思っているので、これからも続けていくつもりです!
図や表を取り入れるのが難しい
簡単な図や表だったら手書きで書けるし、a3の紙に印刷とかしてしまえば終わりなんですが、複雑な図や表で大きく見せたいときなどは難しいです。
しかし、黒板やホワイトボードと別にスクリーンがあれば、そこでパソコンを繋いで見せることができるので、僕はそれで上手いことやってます。
文字数制限がある
1枚の紙にあまり書きすぎると、字が小さくなって見づらくなります。なので、1枚の紙にかける文字数は、a3サイズなら20文字くらいが限界だと思います。(教室の後ろからでも見える大きさを想定しています)
まあ最悪、2枚繋げるという作戦もあるのでそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、要点だけをまとめて見やすくする工夫は必要だと思います!
かさばる
僕は基本的に毎授業で使っているので、使い終わった厚紙がどんどん溜まっていって結構かさばります。しかも、これが意外と重い。
一回のプレゼンに使う程度なら問題ないと思いますし、厚紙じゃなくて画用紙などにすればもう少しマシだとは思います。僕は強度が欲しいので厚紙にしています。
kp法 準備するもの
最後に、kp法を試してみたいという人に準備するものを教えます。kp法に必要なものは、紙とペンと磁石です。
紙は、くり返し使うなら厚紙、1度きりなら画用紙がいいと思います。
ペンは太字であれば、油性でも水性でもどちらでも大丈夫です。個人的にはマッキーが書きやすいですね。
磁石はネオジム磁石一択ですね。強力かつ小さくて目立たないので最適です。紙の裏側に貼り付ける磁石もありますが、手間がかかるのと磁力が弱すぎるのでおすすめしません。
ということで、kp法を1年以上実践してきた僕だからこそ伝えられることをもれなく伝えました!少しでも参考になれば嬉しいです!