少しでも生徒のやる気をあげたい、主体的に取り組めるような工夫をしたいと思い、考えた授業での取り組みを紹介します!名付けて『みんなのテスト』です!
実際にやってみたんですが、普通に小テストをするよりも生徒は頑張って解いていたし、答え合わせも真剣でした。一見の価値ありだと思います!
もくじ
授業構成
使う時間は授業2時間分です。授業構成はシンプルで、
1時間目:問題をつくる
2時間目:問題を解く&答え合わせ
僕はテスト前に時間に余裕ができた際に、テストに向けてという形で行っています。
1時間目:問題をつくる
僕は毎回の授業で、黒板の写真の共有と授業プリントの配布を行っているので、それらを利用します。
第一回の授業内容から出題するのは一班、第二回の内容からは二班というように、班ごとに担当する範囲を決めます。
問題をつくるときは、まずは1人で考える時間を5分ほどとり、残りの時間で班で集まり話し合います。そして最終的に、一班につき5問問題をつくります。
グループワークをするときは、必ずまずは1人で考える時間をつくるのがおすすめやで!
2時間目:問題を解く&答え合わせ
各班が考えた問題とその答えを集約して、教師が事前にテストの問題用紙、解答用紙、模範解答を準備しておきます。ちょっと面倒ですが頑張りましょう!
そしていよいよテストを行います。適当に時間を決めて、終了したら答え合わせをします。答え合わせの際にでた質問は全て出題者の班に聞き行くようにします。
問題をつくる時点で、質問に対応できるようにさせとかなぐだぐだになってまうで!
メリット
全員が参加できる
全員でテストをつくるので、全員参加できるし、テストを解くことに関してももちろん全員参加です。
普通に小テストをしたら、すぐにやる気を無くして諦める生徒や、適当に答える生徒もいますが、みんなで作ったテストなので、そういった事が起きにくいです。
総復習ができる
定期テスト範囲全部を班で分担するので、完成するテストは必然的に定期テスト範囲を全てカバーできるようになっています。テスト前のいい復習になります。
深く理解できる
教師をされているかたならわかると思いますが、とっさの質問に素早く答えようと思うと、かなりしっかりと理解していないと難しいです。
この授業でも、問題に対する質問は生徒たちが対応するので、自分が考えた問題に関する知識に対して深く理解する必要に迫られるということです。
デメリット
応用問題はできない
生徒が問題を考えるので、問題集の応用問題のような問題は当然作れません。応用問題に関しては別の授業でまた対応が必要になります。
+αの要素
今回紹介したのは『みんなのテスト』ということで、授業構成や方法のみ紹介しました。
例えば、一番点数の高い人に何か景品を用意するとか、一番難しい問題を作れた人に何か景品を用意するとか、色々な+αの要素を付け足してアレンジできる余地があると思います!みなさん、『みんなのテスト』上手く活用してみて下さい!