今回紹介する授業は、中1理科「動物の分類」の導入で使える動物しりとりです!
中1で実際に実践してみて、手応えありだったぜ!
もくじ
やり方は超簡単
やり方は超簡単で、クラス全員で動物しりとりをつないでいくだけです!
教師の作業としては、生徒が答えた動物名を黒板に順番に書いていくだけです!
気をつけるべきポイント
クラス対抗にする
さすがに中1とはいえ、ただのしりとりではそこまでやる気になりません。
そこで、時間制限を設けて、クラス対抗形式で行います。
そうすることで、クラス全体で協力する空気が自然とできあがり盛り上がりやすいです。
答えに詰まった生徒を責めたりすることがないようにだけ、場のコントロールには気をつけてください。
ジェスチャーヒントを使う
なかなか動物の名前が浮かばずに、答えられない生徒は必ず出てきます。
そこで、周りの生徒がジェスチャーでヒントを与えるのを許可しましょう。
周りの生徒は必死に伝えようとするので盛り上がるし、おもしろいです!
ルから始まる動物が少ない
みなさん、ルから始まる動物思いつきますか?
僕は全然思いつかなかったので調べてみました笑
そしたら、聞いたことあるのは瑠璃鳥ぐらいで(瑠璃鳥も正しくはオオルリと言うそうです)、あとは、
ルーセットオオコウモリ、ルリコンゴウインコ、ルリクワガタ、ルリスズメダイ、ルリハタ・・・
なんじゃそりゃ!!?
という具合に、ルから始まる動物は相当マニアックな人しか知らないような動物ばかりです。
なので、「カエル」とか「サル」がでて、誰も答えられそうにないときは、1つ戻って「カエル」や「サル」以外の答えに変更してもいいというルールを追加してあげればうまくいくと思います。
実際僕はそうしました。
細かい分類の名称でもOKにする
例えば、「イモリ」がすでに出ていたとしても「アカハライモリ」のように答えるのはOKということです。
というか、そもそもそうしないと多分続かないです笑
いっぱい続かないと面白くないので、とにかく続きやすいように色々工夫してください。
授業へのつなげ方
大事なのはここからです!
「あ~しりとり楽しかった」で終わっては意味ありません!
しりとりで温まった空気のまま、動物の分類の話に持っていきましょう。
マチョス流
とりあえず僕のやり方を紹介します。
図のように、哺乳類、鳥類、は虫類、両生類、魚類、その他に色分けする方法です。
このとき、ただ淡々と前で僕が色分けしてもなんの面白みもないので、教室全体に「これは何類?」と問いかけながら進めました。
そして最後に、
みんなは今、なんとなくのイメージでこれらの分類を理解していると思います。けれど、「哺乳類とは虫類の違いは?」とか「鳥類に共通する性質は?」といった具体的な性質の違いや共通点については知っている人は少ないと思います。なので、次の授業からそういった違いや共通点を勉強していきます!
と締めくくれば導入としてはいい感じだと思います!
他の方法
しりとりの時間をコンパクトにすれば、もう少し他の方法も考えられます。
- その他をもっと詳しく、昆虫類、甲殻類、軟体動物と分ける。
- 班に分けて、各班毎に哺乳類、鳥類、は虫類などを割り当てて、班で協力して答えさせる。
- タブレットで調べさせる。
などなど、色々な方法があると思いますので、生徒の雰囲気に合った方法でいいと思います!
最後に
僕は中学生の理科の授業は楽しんでなんぼだと思っています。
少しでも「理科って楽しい」とか、「なんでそうなるのか」と興味を持ってもらえれば勝ちです。そのための工夫を惜しまないことが、一番大事なことです。
人間何事も、興味があれば勉強するし、好きなことは頑張れます。
わかりやすい解説とか、覚えやすい覚え方とか、それも大事なことですが、そんなものは今の時代インターネットで調べれば一発で出てきます。
なんのために教室で教師が授業をするのか、それは生徒の心を動かすためではないでしょうか。
そのために僕はこれからも授業の改善をしていくので、ぜひ参考にしてもらえれると嬉しいです。