教育

ミョウバンと焼ミョウバン!再結晶実験にはどちらが向いている?水への溶けやすさの違いを実験・比較してみた。

ミョウバンは、実験室に置いてあるミョウバン(水和物)と、市販の焼ミョウバンでは水への溶けやすさが全然違います!

ミョウバン

一般に、単にミョウバンという場合は「硫酸アルミニウムカリウムの12水和物」のことをさします。水和物とは水分子を含む物質のことです。なので、比較的水に溶けやすいです。

焼ミョウバン

焼ミョウバンとは、乾燥させたミョウバンのことです。つまり「硫酸アルミニウムカリウムの無水物」ということになります。したがって、比較的水には溶けにくいです。

そこで、実際にどの程度違うのか簡単に実験してみました。水は100g、ミョウバンはそれぞれ5.0g用意して、溶けやすさを比較しています!

ミョウバンの再結晶の実験をしてみようと思っている人にはかなり参考になると思います。

使用したミョウバン

①実験室のミョウバン(12水和物)

②市販の焼ミョウバン(顆粒状)

③市販の焼ミョウバン(粉末状)

結果

ということで、ごらんのような結果になりました~。

①は1分ほど混ぜるとすぐに溶けました。②③は5分ほど混ぜましたが写真のように白くにごり溶ける様子はなかったです。

様々なデータを見ても、室温25度では水100gに対して5gの焼ミョウバンは溶けるはずですが、、、

ということで、一晩このまま置いておくと、なんと次の日には完全に溶けていました!

つまり、焼ミョウバンは溶ける量が少ないだけでなく、溶けるのに時間もかかるということが今回の実験からわかりました!

もしミョウバンの再結晶の実験をしてみようと思っている人は、12水和物であるミョウバンを使った方がやりやすいと思います。

この実験が誰かの参考になれば嬉しいです!

ABOUT ME
マチョス
趣味は筋トレと料理。20代既婚の普通の教師です。一般人的目線で、自分の体験を元に、ジャンル問わず、これは人に勧められると感じたことやものを紹介しています。